3D都市モデル(PLATEAU)

 3D都市モデル(PLATEAU:プラトー)とは、建物や道路、地形などの都市空間を三次元で再現し、建物の用途や高さ、建築年などの属性情報を付加したデジタルデータです。国土交通省が2020年から推進する「Project PLATEAU」によって、全国の都市で整備・活用・オープンデータ化が進められています。単に建物を立体的に表示するだけでなく、都市の現状をデジタル空間上に再現し、分析やシミュレーションに活用できることが特徴です。

 従来の二次元地図では把握しにくかった建物の高さや形状、都市空間の立体的な構造を視覚的に確認できるほか、建物の用途や築年数などの情報を組み合わせて分析できます。また、標準化されたデータ形式を採用しているため、GISなどの異なるシステムとの連携や、民間企業・研究機関によるデータ活用も可能です。整備したデータはオープンデータとして公開され、幅広い主体が利用できます。

 具体的な活用分野として、防災では、洪水や津波などの浸水想定区域と建物データを重ね合わせ、浸水する建物や避難経路、災害リスクを立体的に把握できます。都市計画・まちづくりでは、建物の高さや土地利用状況を踏まえた景観検討、開発計画のシミュレーション、住民への計画説明などに活用できます。そのほか、日照・風環境の分析、交通・人流のシミュレーション、観光や地域活性化などにも利用されています。

 3D都市モデルは、建物の詳細度に応じてLOD(Level of Detail)という区分で整備されます。例えば、LOD1は建物を単純な箱型で表現したモデル、LOD2は屋根の形状などを再現したモデルです。必要な分析や利用目的に応じて詳細度を選択することで、整備費用と活用効果のバランスを図ることができます。

 整備に当たっては、都市計画基本図、都市計画基礎調査、航空写真やレーザ測量などの既存データを活用します。また、国土交通省は地方公共団体による3D都市モデルの整備・活用を支援する「都市空間情報デジタル基盤構築支援事業」を実施しています。2026年7月に公表された「PLATEAUビジョン2026」では、2025年度末時点で329都市に整備されたことを踏まえ、今後はデータ整備の拡大に加え、都市デジタルツインの社会実装や持続的な活用を進める方針が示されています。


Warning: Undefined variable $aria_req in /home/xs160138/nangokunodoboku.com/public_html/wp-content/themes/wpintroductory_themeのコピー/comments.php on line 15

Warning: Undefined variable $html5 in /home/xs160138/nangokunodoboku.com/public_html/wp-content/themes/wpintroductory_themeのコピー/comments.php on line 17

Warning: Undefined variable $aria_req in /home/xs160138/nangokunodoboku.com/public_html/wp-content/themes/wpintroductory_themeのコピー/comments.php on line 17

Warning: Undefined variable $aria_req in /home/xs160138/nangokunodoboku.com/public_html/wp-content/themes/wpintroductory_themeのコピー/comments.php on line 20

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。