土石流、土石流対策工

 土石流とは、山間の渓流において、土砂・巨礫・流木が、地表水または地下水によって流動化し流下する現象をいい、通常強大なエネルギーと破壊力を持つ。
 急勾配の渓流に多量の不安定な砂礫の堆積している場合、流域内で豪雨に伴う斜面崩壊の危険性が大きい場合に起こりやすい。
 また、土石流に対する道路の被害を軽減あるいは防止するために行う道路の改良、あるいは道路自体の会費等による対応が困難な場合に行う土石流発生区域、流下区域及び堆積区域での対策工を総称して土石流対策工という。

道路土工 切土工・斜面安定工指針 – 9 , 10 – (日本道路協会 平成21年6月)

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