設計潮位
設計潮位は、構造物にとって最も危険となる作用が生じる潮位であり、天文潮並びに津波等による異常潮位の実測値又は推算値に基づいて適切に定めることを原則とする。
設計潮位は、対象とする構造物の目的によって異なる。また、目的を同じくする構造物においても、その施設の機能や構造安定の検討により設計潮位が異なる。例えば、護岸の設計において、天端高は越波量により決定されるので、越波量が最大となる潮位を設計潮位とするが、構造物の安全性に関する性能照査にあたってはより低い潮位でより危険となる場合があり、この時は原則としてその潮位を設計潮位とする。
漁港・漁場の施設の設計参考図書 – 30 – (水産庁 2015年版[上])
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