設計津波

 漁港・漁場の施設を設置する箇所において発生すると想定される津波のうち、設計対象施設の設計供用期間中に発生する可能性が低く、かつ設計対象施設に大きな影響を及ぼすものをいう。

漁港・漁場の施設の設計参考図書 – 7 – (水産庁 2015年版[上])

 漁港の施設の設計における設計津波は「漁港・漁場の施設を設置する箇所において発生すると想定される津波のうち、設計対処施設の設計供用期間中に発生する可能性が低く、かつ設計対象施設に大きな影響を及ぼすもの」であり、原則として「発生頻度の高い津波」を用いる。
  発生頻度の高い津波:概ね数十年から百数十年に1回程度の頻度で発生する津波
  最大クラスの津波:発生頻度が概ね数百年から千年に1回程度で、発生すれば甚大な被害をもたらす最大クラスの津波
 なお、粘り強い構造の検討においては、設計津波(発生頻度の高い津波)を超える津波を想定するが、設計津波を超える津波は、必ずしも最大クラスの津波を想定するものではないことに留意する必要がある。

漁港・漁場の施設の設計参考図書 – 17 – (水産庁 2015年版[上])

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