補強土壁

 盛土内にい敷設した補強材と鉛直または鉛直に近い壁面材とを連結し、壁面材に作用する土圧と補強材の引抜き抵抗力がつり合いを保つことにより、土留め壁として安定を保つ土工構造物。補強材に帯状の鋼材を用いる帯鋼補強土壁やアンカープレート付きの鋼棒を用いるアンカー補強土壁、高分子材の補強材を用いるジオテキスタイル補強土壁等がある。このような補強材を用いた土工構造物のうち、のり面勾配(壁面勾配)が、1 : 0.6より急なものを「補強土壁」、1 : 0.6またはそれより緩いものを「補強盛土」と定義する。

道路土工 擁壁工指針 – 3 , 8 , 9 , 10 – (日本道路協会 平成24年7月)

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