2018年問26~30【コンクリート診断士】
問26:変状機構の推定
温暖な地域にある鉄道高架橋の鉄筋コンクリート橋脚(中柱)において、写真に示すような白色の析出物が確認された。この析出物を水に混ぜると容易に溶解した。これらの結果から判断した析出の主たる原因として、次の(1)~(4)のうち、適当なものはどれか。
正答:3
編集中・・・
問27:線形累積損傷則
変動荷重を受ける部材の疲労について評価する際には、線形累積損傷則(マイナー則)を用いることが多い。数は、コンクリート部材における繰返し応力比Sと破壊までの繰り返し回数Nの関係を表している。この部材に条件(A)または条件(B)の荷重が作用すると想定した場合の、部材の安全性の評価の組み合わせとして、次の(1)~(4)のうち、適当なものはどれか。
正答:1
編集中・・・
問28:火害
火害を受けた鉄筋コンクリート造建築物の壁を調査したところ、コンクリートの表面は灰白色~淡黄色に変色しており、中性化深さは50mmまで達していた。なお、鉄筋のかぶり(厚さ)は30mmで、同じ場所で火害を受けていない箇所の中性化深さは10mnmであった。子の火害に関する、記述(A)~(C)の適・不適の組合せとして、次の(1)~(4)のうち、適当なものはどれか。
(A) コンクリートの表面の受熱温度は600℃を超えていたと判断した。
(B) 鉄筋の受熱温度は300℃以下であったと判断した。
(C) 火害によるコンクリートの中性化の原因は水酸化カルシウムの熱分解であると判断した。
正答:2
編集中・・・
問29:技術変遷
寒冷地のコンクリート構造物の診断にあたって必要となるAEコンクリートの技術の変遷に関して、以下の(A)およに(B)の記述の内容が当てはまる年代の組み合わせとして、次の(1)~(4)のうち、適当なものはどれか。
(A) AE剤が国産化され、AEコンクリートが製造され始めた。
(B) JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)において、標準品の普通コンクリートの空気量が4%(寒冷地の場合は4.5%)に規定された。
正答:2
編集中・・・
問30:
問30:変状の判定
近畿地方の山間部にある竣工後15年が経過した道路橋PC単純箱桁橋(写真2)の伸縮ジョイント近傍に、写真2および写真3に示す変状が見られた。これらの変状の原因に関する、次の(1)~(4)の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
正答:4
写真等より変状の原因を判断する問題です(画像が見にくいです、申し訳ない)。 写真2、3ともに変状の範囲より原因が推察可能です。
写真2では縦配水管付近のみ変状が確認され、写真3では(見にくいですが)部材の端部にのみ変状が確認されます。酸性雨や内在塩分が原因であれば、このような局所的な変状の発生とはなりません。このことから写真2の原因は凍結融解作用、写真3の原因は凍結防止剤であると判断できます。
コンクリート診断士試験特有の誘導問題です。過去問題を多く解くと、何と答えてほしいかがわかると思います。
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